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つまらん旦那にしばられる嫁
2009.06.22
夫婦の個々を表現する言葉にはいろいろあるが、ここでは「旦那」「嫁」で統一する。

PTAの要職やボーイスカウトの指導者をしているとたくさんの夫婦像を知る機会が増える。まぁ、ほとんどは「嫁の言い分」なのだが、あながち偏っているとも思えないことも多々ある。

PTAとかボーイスカウト活動は、ボランティア活動であってそれをすることにより報酬をもらっているわけではない。子ども達の為に、学校のために、自分の為に・・・といった目的や熱意があり、そのモチベーションがあるからこそ活動できるのである。ま、無報酬であるボランティア活動は全てそうなのだと思うが。
そんなボランティア活動に一生懸命に取り組んでいる「嫁」と話すると「ちっちゃい旦那」・・・「心が狭い旦那」「懐が浅い旦那」が結構いることがわかった。要は、嫁がそういった活動で家を空けることが旦那は気に入らんというわけだ。

もちろん、嫁がそういった活動をすることにより、家事等の家の用事がおろそかになっているなら、それはそれでなんとなくわかるが、それがちゃんとできていても気に入らないらしい。「家にいてくれんと寂しいんかい!!」って言いたくなる。
大体、「嫁は家事をしなければならない」と思っていることも、「ちっちゃいヤツ」と思う。

自分の嫁さんが一生懸命やろうとしていることが家庭外にあり、それで嫁が生き生きしてるなら、それを応援するのが旦那ではないのかと思う。そういった活動に参加することにより家事がおろそかになっているとしても、嫁はそれを気にしているはずである。ならば、旦那が「あぁ、ええよ。オレがやっとくから。頑張っておいで。楽しんでおいで。」というのが「旦那」であり、「男」の甲斐性ではないのだろうか。

それが旦那が嫁を信頼し、認めていることなのだと思う。

今、小中学生を持っている母(嫁)は、学生を卒業して社会人を少しだけ経験しただけで、結婚、出産を経て家庭に入ってしまっている人が多いと思う。家事をこなし、旦那の世話をし、子育てをする毎日が続き、それが何年も続くわけで、その生活の中で他人から影響を受けたり、違う世界に触れる量は、そう多くは無いものである。そういうところから、社会から切り離されているように感じている「嫁」は結構いるようであり、仕事も含め何か家庭外に生き甲斐を見つけたがっているような気がする。ならば、前述したように自分が愛する嫁であるなら、その嫁の生き甲斐を応援するのが「すてきな旦那」ではないのかと思うし、そこに旦那としてのプライドを持つべきではないのかと思う。

旦那によっては「自分は、嫁がパートに行かなくてもいいぐらい稼いでいるから、嫁には仕事をせずに家にいて欲しい」という旦那もいる。それは、嫁がパートに行く効果は、何も収入アップだけではなく、嫁自身の心が豊かに成長することになり、すなわち、それがすばらしい家庭を築く礎にもなることをわかっていないのだろう。私から言わすと「愚の骨頂」である。

夫婦であっても旦那には旦那の、嫁には嫁の人生や生き様がある。
良い意味でお互いに影響を与え合うことはいいだろう。
もちろん、諸般の事情で、互いを制限しあう様なこともあるだろう。
でも、心を少し切り替えて、尊重し合う意志を持つべきである。

そうすれば、もっと夫婦生活は楽しくなるのになぁと思う・・・・
2009.06.22 00:32 | 固定リンク | 夫婦

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